得点定義を変えた方向密度対比:固定3録音

音量をそろえた観測の扱いだけを変えると、音高候補への重みはどう動くかを比べました。調波を含むモデルをH1、相関のある雑音だけのモデルをH0と呼びます。どちらも実際の有声・無声の正解ではありません。

保存した補助解析について、独立した確認で一致した範囲と丸め差を併記しています。

正式ベースはPMLのままです。今回は観測の扱いの比較であり、新しい音声の生成・品質比較は行っていません。

既存PML比較と21短音声(Pages)。こちらは以前の比較で保存した音声です。今回新しく生成した音声ではありません。

従来のt分布による得点と、波形の大きさを取り除いた方向の確率密度(ACG)を比べています。

LibriSpeechの同じ1話者の3録音で、以前から固定している録音冒頭の最大6秒を使いました。録音全長を対象にした評価ではありません。窓には重なりや重複があるため、独立した標本とは数えません。真のF0や生理的な有声・無声の正解とも照合していません。

保存された録音別の対応差

表は、同じ窓で求めた重み比・証拠比の対数の変化を、録音ごとの中央値にまとめたものです。有効なすべての窓を使い、重複する窓は一度だけ数えています。2つの中央値を後から引いた値ではありません。全録音をまとめた平均、検定、順位付け、優劣の判断はしていません。数値は自然対数の単位(nats)で示しています。

録音ID末尾H1内の低域候補への重み比(対数)の変化:中央値 Δ_low(nats)H1/H0の証拠比(対数)の変化:中央値 Δ_H(nats)有効な窓(重複除外)全窓(重複除外)元の評価時点数全零による欠測数
0008-0.442139546288139234.9109339322120891197119712000
0011-0.434935424660839233.93339651143735131197119712000
0032-0.161747360386833353.82937945922341078158158180

H1の中で、低い候補集合と残りの候補集合に割り当てるモデル内の重みの比の対数を、log oddsと呼びます。Δ_lowは、候補ID q=52..66(15候補)とq=67..512(446候補)の重み比について、ACG側の対数から従来のt分布側の対数を引いた値です。qは候補IDであり、Hzの値ではありません。

仮説間の証拠比の対数をlog evidence ratioと呼びます。Δ_HはH1/H0の比について同じ向き(ACG−t)に取った差で、仮説の事前確率の比は含めていません。従来のt分布側は作業モデルの得点から求めた比であり、音量をそろえた観測そのものの厳密な証拠比とはみなしません。

正のΔ_lowは低域の候補群へ、正のΔ_HはH1へ、相対的な重みが動く符号です。良し悪しを表すものではありません。積分の基準が異なる二つの密度の値を直接比べて、「適合が改善した」とも判断しません。

実行記録と確認の範囲

開始(日本時間):2026-10-21T16:01:53.118139+09:00 / 終了(日本時間):2026-10-21T16:05:19.695236+09:00

開始UTC:2026-10-21T07:01:53.118139+00:00 / 終了UTC:2026-10-21T07:05:19.695236+00:00

実終了コード:0 / 時間上限超過:なし / 終了回収:済み / 所要:206.57711400799963 秒 / 最大メモリ使用量(RSS):287880 KiB / 捕捉警告:0件

実行日時・終了コード・所要時間・メモリ使用量は、保存された実行記録から引用しています。要約を保存するまでの時間と、実際のプロセスが終了するまでの時間は区別しています。

保存された有効・欠測の区分によると、重複を除いた全窓が有効で、元の波形が厳密に全零の窓は0件でした。従来の計算を再現した計測時の保存値と以前の保存値との差配列はすべて数値0で、ビット単位の一致フラグも全件が一致を示しています。これは保存配列の読み取りによる確認で、科学処理をここで再実行したものではありません。

独立した確認では、NaNや無限大などの非有限値、不正な代用値も見つかりませんでした。ただし、記録されていない途中の演算や警告の原因までは保証しません。

独立した確認:一致と最終桁差を区別する

独立した確認では、保存物の構成、全ファイルの容量とハッシュ値(SHA256)、窓の対応関係に問題はありませんでした。従来のt分布で求めた全461候補の保存値は、全3,209窓で以前の保存値とビット単位まで一致しました。H1/H0の証拠比の対数は全行で、録音別の中央値も一致しています。

一方、低域候補群への重み比の対数は、t分布側・ACG側・差の3列合計842セルが完全には一致せず、最大絶対差は2.842170943040401e-14でした。標準ライブラリ(stdlib)とSciPyの演算順序による最終桁差として残します。許容差を設けて合格に変更せず、すべての計算が完全に一致したとは扱いません。

表の方向は3録音の対応差の中央値についての記述です。全窓が同方向とは限らず、真値に対するバイアスや音質の改善を意味しません。

今回、捕捉して保存された警告は0件です。計測側と独立した確認側が設定を静的に読み比べた範囲では、旧・新とも主な計算範囲はunder=warn(アンダーフローを警告する設定)、simplefilter(always)(警告を毎回表示する設定)で、抑制する指定は見つかりませんでした。

旧外側のover/invalid/divide(オーバーフロー・不正演算・ゼロ除算)はwarn(警告)、新はraise(例外)です。以前の選択処理の一部には、すべての数値エラーを例外にするall=raiseという範囲も記録されています。読み込み時の処理の配置や、ログで警告を捕捉する範囲にも違いがあります。

ただし、これらが警告0件の原因とは確定できません。実行時のnp.geterr(NumPyのエラー設定の取得結果)は記録されていません。アンダーフローがなかった、数値的な安定性が改善したとは解釈しません。

独立した確認で使った配列読取ツールでは、初回に1次元配列の先頭要素だけを返していたため、次の値を取り出せないときの例外(StopIteration)が起きました。1次元配列の全要素を読み取るよう直した後の確認の終了コードは0です。計測処理の失敗ではなく、元の実装・結果のバイト列・受け入れの閾値も変更していません。

プロセスの終了と終了状態の回収は、保存された実行記録、標準出力・標準エラー、保存物の整合性から確認した範囲です。保存物の構成照合には、参照が循環しない形式の別保存JSONも定義されています。ただし、このJSONは今回の受領物には含まれず、独立した確認でも直接閲覧していません。受領物そのものについては、含まれる全ファイルと一覧表(manifest)の対応を独立に照合しています。

尤度・数値解法・系列選択(DP)・F0・音声・品質の再計算や再実行はしていません。旧401/403成果や以前の体積項の診断の代理保存・復元ではなく、元の未実行計画は当時の履歴として保持しています。

独立した確認の公開用抜粋(数値の確認記録と原本のハッシュ値)

元データ・有効/欠測の区分・重複の対応と来歴

63件のNumPy配列形式(NPY)のファイルは、ヘッダとデータ本体を含む元ファイル全体のバイト列をbase64形式でJSONに包みました。元ファイル名・容量・ハッシュ値(SHA256)・データ型(dtype)・形状(shape)・列名を併記しています。全件で、復号したバイト列とハッシュ値が元NPYに一致することを確認しました。大きな配列は自動で読み込まず、必要なときに開く元データのリンクとして置いています。

計測時の要約、録音別個票、警告、元ファイル一覧は、元のバイト列を保ったコピーです。来歴・固定入力・実行記録・配列の定義は公開用の抜粋であり、原本の容量・ハッシュ値と省略範囲を明記しています。私的な受領記録、承認・会話、内部制御文書の全文、実装コード、モデル、波形は含めません。原本はLibraryに保持されています。

librispeech_1089-134686-0008:元配列21件を保持したJSON

録音別の保存個票(原JSON)

librispeech_1089-134686-0011:元配列21件を保持したJSON

録音別の保存個票(原JSON)

librispeech_1089-134686-0032:元配列21件を保持したJSON

録音別の保存個票(原JSON)

既存PML比較・音声への別参照

以下は既存PML比較と21短音声への別参照です。ACGで生成した音声ではありません。今回の補助解析では、既存音声の複製や変換も行っていません。

既存AR3/PML比較と21短音声(Pages)

旧401/403成果や以前の体積項の診断の代理保存・復元ではありません。元の未実行計画は保存時点の履歴として保持しています。