PMLとの対応比較 · 第1区間の限定中間報告

生高域包絡の移送は、
予測品質と局所の時刻をどう変えるか

RAW_FULLはPMLに対して予測MOSが平均で上昇。一方、認識誤りや一部の音高条件、強い成分の低下に悪化が残りました。

現在のベースはPMLを維持。RAW_FULLは未採用。
固定120録音のうち12録音・4話者だけの中間結果です。下の品質数値は第1区間に固定しています。実行・保存の進捗は、別枠の日時付き記録をご覧ください。

測定状態の記録:2026-10-18 23:20 UTC / 全指標の集約追記:23:28:39 UTC
このHTMLの主表は既存の第1区間集約の表示版です。後続区間の未確定値は主表へ混ぜていません。

最初に:平均の上昇と悪化の両方を見る

予測MOSの条件差平均

+0.083006

RAW_FULL − PML。72条件ペアの記述平均。中央値 +0.082273。

予測MOSが低下した条件

16 / 72

8録音で低下。低下幅が0.15を超えた固定警告は1条件ペア。

評価した範囲

12 / 120録音

第1区間の4話者・144波形・72条件ペア。後続区間の進捗とは分けた固定値。

以下は音高無変更(0半音)の比較です。各行は同じ指標・参照窓・音高の中だけで読みます。音高、窓、対象録音を跨ぐ順位や総合点は作りません。

指標・適用範囲音高条件ペアPML平均RAW_FULL平均差平均・読み方
予測MOS全長・UTMOSv2予測+0半音24/24(12録音)3.3252563.392428+0.067172 値
指標上は改善方向
eSTOI固定した共通先頭窓+0半音24/24(12録音)0.8890690.889508+0.000439 値
指標上は改善方向
ECAPA固定した共通先頭窓+0半音24/24(12録音)0.9489330.953508+0.004575 値
指標上は改善方向
ASR CER(率)全文正解のある4録音のみ+0半音8/24(4録音)0.0178190.020479+0.002660 比率
指標上は悪化方向
ASR WER(率)全文正解のある4録音のみ+0半音8/24(4録音)0.0625000.075000+0.012500 比率
指標上は悪化方向

元集約には順位が保存されていません。新たな順位は算出せず、元の平均・差と改善/悪化方向を表示します。PML以外の既存方式はこの区間で比較していません。

後続実行の運用進捗(主表の12録音とは別)

2026-10-19受領の終端報告:v2の第2区間は品質処理primary 144/144・native 48/48・ECAPA 144/144、予期しない失敗0。品質終了コード2は予定欠測を残した終端、保存封印の終了コードは0です。第1・第2区間で24録音・288波形まで生成と品質処理が完了したと報告されています。

主表は第1区間12録音の固定値です。第2区間の品質平均・順位・全24録音の集約値は未掲載です。全120録音の評価・採用は未完了です。公開用の全scalar表は未受領のため、今回の公開には含めていません。

ローカルcheckpointは照合済みですが、外部backupは未完了です。HTTP 401は未解消で、ローカル成果の喪失時には未保存分の再計算が必要です。終端報告の範囲と証拠SHAを参照してください。

同じ5録音を聞く:第1区間との同一性を確認した23短例

以下は、第1区間との対応を確認した既存公開音声です。実行環境の照合記録では、録音・音高・seed・方式が対応する全23例で全長NPY SHAと先頭抜粋PCM SHAが一致しました。この表示版でも23行の条件と両SHAを公開metadataへ再照合しています。配信WAV bytes・ブラウザ再生の確認とは別です。

各録音は原音・現ベースPML・未採用RAW_FULLの3列です。最初の5例は音高無変更・seed 0。旧公開クリップを絶対URLで参照し、新しいWAVコピーは作りません。読み込みは再生操作時です。

例1:1089-134686-0008

原音

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

PML(現ベース)

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

例2:1188-133604-0003

原音

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

PML(現ベース)

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

例3:121-121726-0012

原音

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

PML(現ベース)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

例3の−3/+3半音、seed 0/20261015(追加8音声)

編集後の理想的な原音はありません。各方式・同seedの音高無変更を参照する評価と、元の原音は区別します。

-3半音・seed 0

PML(現ベース)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

-3半音・seed 20261015

PML(現ベース)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

+3半音・seed 0

PML(現ベース)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

+3半音・seed 20261015

PML(現ベース)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

4.045秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

例4:1221-135766-0005

原音

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

PML(現ベース)

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

5.000秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

例5:1089-134686-0032

原音

4.090秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

PML(現ベース)

4.090秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

RAW_FULL(未採用)

4.090秒・先頭区間・gain 1

既存公開音声/第1区間とのNPY・抜粋PCM照合済み

全23短例(原音5+PML 9+RAW_FULL 9)。旧公開版は16 kHz・モノラルPCM16で、gain 1、rint(x×32767)の最近接・偶数丸め、little-endian、ditherなし。正規化・clipping・resampling・時間整列なし。5秒より長い元録音は先頭5秒に切り出し、5秒以内は元WAV bytesを保持したと既存metadataに記録されています。掲載側では新しい音声bytesを取得・変換・複製していません。23例の実測照合記録を掲載します。公開URLの配信bytesとブラウザ再生は未確認です。

音声ごとの出典・範囲・SHA・第1区間との対応 / 旧5例の比較報告(歴史参考)

音声の出典・許諾・変更

LibriSpeech ASR Corpus / OpenSLR SLR12。LibriSpeech (c) 2014 Vassil Panayotov。作成者:Vassil Panayotov、Guoguo Chen、Daniel Povey、Sanjeev Khudanpur。元朗読はLibriVox、文章はProject Gutenberg。

配布元 · CC BY 4.0 · 法文 · ICASSP 2015論文

固定抜粋、PML再合成、未分離の高域包絡移送を含む研究用変換。既存短例はPCM標本を維持し、長い録音のみ先頭5秒へ切り出しています。著作者・配布者・朗読者による推奨を意味しません。

49/72の警告は、聴感上の失敗49件を意味しない

固定された品質警告と一般規則の信号警告の和集合は49/72条件ペア・12録音。品質警告3ペアと信号警告48ペアが2ペアで重なります。既定の警告はそのまま保持します。

強部のパワー低下 >1 dB

12 / 72

6録音。2帯域の和集合。必要な強い成分も低下する可能性を残します。

PMLより到達が遅い警告

46 / 72

12録音。帯域別では31+30=61比較。すべて閾値には到達していました。

その61比較の原音との差

57近い / 4遠い

原音との絶対時間差。条件ペア数ではなく帯域比較数です。

例:0半音・seed 0・1.5〜3 kHz帯域で、原音に対する到達時刻差がPMLの−3 msからRAW_FULLの0 msへ変化。PMLより遅くても原音に近づく場合があります。

閾値への到達は音素境界の真値ではありません。57比較で原音に近づいたことを、聴感改善の証明や既定警告の取消しには使いません。

先行パワー低下 ≥3 dBは68/72ペアで観測。ただし強部低下12ペアすべてで先行低下もあり、無条件の成功件数とは数えません。RMS変化の絶対値 >1 dBと全長0〜1 kHzのパワー低下 >1 dBの警告は各0/72でした。

欠測・適用外・保存未完了

本書の主表はGitで公開済みの短い機械集約だけに基づきます。後段の追加診断は別途届いた短い報告を区別して示します。完全なraw成果物、各波形、全条件の元値を取得・独立再検算したものではありません。

全9カテゴリ・21行の保存値

全て比較可能条件ペアの算術平均。差はRAW_FULL − PML。missは有声未検出率で平均が%、差がポイント。ASRのCER(文字誤り率)・WER(単語誤り率)は百分率でなく比率です。MR-STFTは5/20/80 msの複合値で、各解像度の個別値はありません。

表示平均同士の引算と差平均は、丸めにより最下位1桁が異なる場合があります。元の差平均を保持しています。統計的有意差・信頼区間・採用順位は算出していません。

音高無変更:0半音(9行)
指標・適用範囲音高条件ペアPML平均RAW_FULL平均差平均・読み方
予測MOS全長・UTMOSv2予測+0半音24/24(12録音)3.3252563.392428+0.067172 値
指標上は改善方向
原音参照・無変更F0誤差(cent)全長・原音のYIN推定を参照+0半音24/24(12録音)22.40023122.375742-0.024489 cent
指標上は改善方向
原音参照・無変更の有声未検出率(%)¹全長・原音のYIN推定を参照+0半音24/24(12録音)6.6841146.630585-0.053529 ポイント
指標上は改善方向
eSTOI固定した共通先頭窓+0半音24/24(12録音)0.8890690.889508+0.000439 値
指標上は改善方向
MRSTFT(5/20/80 ms複合値)固定した共通先頭窓+0半音24/24(12録音)5.6844625.631437-0.053025 複合値
指標上は改善方向
ERB40固定した共通先頭窓+0半音24/24(12録音)2.0659622.054472-0.011489 保存指標値
指標上は改善方向
ECAPA固定した共通先頭窓+0半音24/24(12録音)0.9489330.953508+0.004575 値
指標上は改善方向
ASR CER(率)全文正解のある4録音のみ+0半音8/24(4録音)0.0178190.020479+0.002660 比率
指標上は悪化方向
ASR WER(率)全文正解のある4録音のみ+0半音8/24(4録音)0.0625000.075000+0.012500 比率
指標上は悪化方向
音高編集:−3半音(6行)
指標・適用範囲音高条件ペアPML平均RAW_FULL平均差平均・読み方
予測MOS全長・UTMOSv2予測-3半音24/24(12録音)3.3815943.457838+0.076244 値
指標上は改善方向
F0 MAE(cent)全長・同方式/同seedの無変更音声を参照-3半音24/24(12録音)19.99558920.143793+0.148204 cent
指標上は悪化方向
有声未検出率(%)全長・同方式/同seedの無変更音声を参照-3半音24/24(12録音)18.13962218.607905+0.468283 ポイント
指標上は悪化方向
ECAPA全長-3半音24/24(12録音)0.8345270.841166+0.006639 値
指標上は改善方向
ASR CER(率)全文正解のある4録音のみ-3半音8/24(4録音)0.0276600.032979+0.005319 比率
指標上は悪化方向
ASR WER(率)全文正解のある4録音のみ-3半音8/24(4録音)0.0625000.087500+0.025000 比率
指標上は悪化方向
音高編集:+3半音(6行)
指標・適用範囲音高条件ペアPML平均RAW_FULL平均差平均・読み方
予測MOS全長・UTMOSv2予測+3半音24/24(12録音)3.1821243.287727+0.105603 値
指標上は改善方向
F0 MAE(cent)全長・同方式/同seedの無変更音声を参照+3半音24/24(12録音)18.04555418.093100+0.047546 cent
指標上は悪化方向
有声未検出率(%)全長・同方式/同seedの無変更音声を参照+3半音24/24(12録音)5.0949764.837210-0.257766 ポイント
指標上は改善方向
ECAPA全長+3半音24/24(12録音)0.8737880.873068-0.000721 値
指標上は悪化方向
ASR CER(率)全文正解のある4録音のみ+3半音8/24(4録音)0.0125000.012500+0.000000 比率
同値
ASR WER(率)全文正解のある4録音のみ+3半音8/24(4録音)0.0500000.050000+0.000000 比率
同値

F0(基本周波数)のMAEは音高誤差の平均絶対値、centは半音の1/100です。編集相対F0は各方式自身の無変更音声が参照となり、有声支持が方式ごとに異なるため固定同一支持の精度比較ではありません。原音のYIN推定も正解F0ではありません。eSTOIは明瞭性の推定、MR-STFTは多解像度のスペクトル誤差、ERB40は聴覚尺度の帯域に関する保存指標です。

¹ 原音参照・無変更の有声未検出率は、各条件の保存フレーム数から得た率の算術平均。全条件のフレームを合算した率ではなく、独立した10番目の指標カテゴリでもありません。

元の報告を省略せず確認する

旧固定イベント5録音は一般規則12録音と別集計です。以下にはMOS低下の大きい3条件、両帯域別の値、旧5録音・30条件ペアの集約も保持しています。原音時刻の57/61を旧イベント集合へ流用しません。

旧実行の2026-10-18記録全文を開く(停止・Draft・公開方針は当時の記述)

RAW_FULL 第1区間の中間報告:警告と原音基準の時刻を分ける

記録時点:2026-10-18 23:20 UTC。全既存品質指標の追記:2026-10-18T23:28:39Z。固定120録音計画のうち、第1区間12録音・4話者だけの結果である。現baseはPMLを維持し、RAW_FULLは未採用。

既定の警告は49/72条件ペアに該当したが、「聴感上の品質失敗が49件」という意味ではない。 PMLより−10 dB到達が遅いという警告61帯域比較のうち、57比較では原音の到達時刻との絶対差が小さくなり、4比較では大きくなった。PML相対の警告を保持したうえで、この違いを分けて読む。61は帯域比較の件数で、対応する条件ペアの和集合は46である。閾値到達は真の音素境界ではなく、原音に近づいたことだけで聴感改善を証明しない。

この報告は、実行環境に保存された既存結果からの短い機械集約を記録したもの。品質処理の終端は公式の読取り手順で確認したが、完全なraw成果物の転送や全値の独立再検算は行っていない。生成側72個の対応差記録は、実行側でSHA・byte数・キーを照合したとの報告に基づく。全120録音の評価・順位・採用判断は未完了。機械可読の限定集約も同じ範囲である。

実行の終端と保存状態

  • 第1区間の生成は12録音・144/144波形完了。全予定1,440波形のうち144波形。
  • 品質処理はcompleted。終了コード2は予定された欠測によるもので、unexpected failuresは0。
  • 処理区分の完了数はprimary 144/144、native 48/48、ECAPA 144/144。
  • plan_terminalとeligible_for_next_chunkはtrue。ただし新しい公式checkpointの保存gateが満たされたという意味ではない。
  • 新しい波形・品質checkpointは未保存。uploadのHTTP 401は未解消で、追加のupload再試行は行っていない。第2区間は停止したまま。音声・候補実装・非公開識別子・ログpathをこの報告には含めない。

全体の完了記録SHA-256:5b46ffce50339dd9892f3ead15b92a9827c6e55d76c53d3769aecf1ed135f9ac。

欠測と適用外

native音高ではprimaryのF0・有声未検出率が適用外で、計96指標セルを適用外として残す。

ASRは全文正解のある4録音で48出力行・24条件ペアがavailable。残る8録音は全文正解が未準備で、96出力行・48条件ペアが欠測である。品質が悪い録音を除外した結果ではなく、欠測を0誤差として補っていない。

品質の保存値

MOSのRAW_FULL−PML差は、72条件ペアの単純な記述平均が+0.083006、中央値が+0.082273。低下は16/72条件ペア・8録音である。音高・seedの条件反復を含み、72独立録音の平均でも、計画上の全120録音・話者等重みの最終結果でもない。全120の方式順位は作らない。

固定された品質警告該当/比較対象
MOS低下 > 0.151/72条件ペア
編集相対F0 MAE悪化 > 10 cent0/48条件ペア
編集相対の有声未検出率悪化 > 2ポイント2/48条件ペア
上記の和集合3条件ペア・3録音

MOS低下が大きい3条件は次のとおり。これは当該12録音内の記述である。

録音ID音高seedPMLRAW_FULL差
librispeech_121-123852-0000−3半音03.8337263.670013−0.163713
librispeech_121-121726-00120半音202610153.3106223.189380−0.121242
librispeech_1221-135767-0006−3半音03.3323213.213209−0.119112

全既存品質指標のscope別記述集約

選んだ警告指標だけに偏らないよう、保存済みpairingに存在した全9カテゴリ(automatic_mos、recognition、relative_f0_mae_cents、unvoiced_miss_rate、estoi、mr_stft、erb40、native_original_f0、speaker_ecapa)を以下の21行で示す。recognitionはCERとWERを分け、native missはnative_original_f0内の保存countからの条件別率であり、独立した10番目のmetricキーではない。

比較可能な条件ペアだけの算術平均で、差はRAW_FULL−PML。missの平均は%表示、差はpercentage point(ポイント)。ASR CER/WERは百分率ではなく比率表示である。PML平均・RAW_FULL平均と差平均はそれぞれ丸めているため、表示値の引算と差平均が最下位1桁で異なる場合がある。元の未丸め値から集約された差平均を優先し、表示値の引算で置き換えない。

指標scope/pitchavailable pairPML平均RAW_FULL平均差平均
予測MOSnative 0243.3252563.392428+0.067172
予測MOSedited −3243.3815943.457838+0.076244
予測MOSedited +3243.1821243.287727+0.105603
F0 MAE(cent)edited −3・自己native参照2419.99558920.143793+0.148204
F0 MAE(cent)edited +3・自己native参照2418.04555418.093100+0.047546
miss(%)edited −32418.13962218.607905+0.468283
miss(%)edited +3245.0949764.837210−0.257766
native F0 MAE(cent)native・原音YIN参照・full length2422.40023122.375742−0.024489
native miss(%)¹native・原音YIN参照・full length246.6841146.630585−0.053529
eSTOInative・common prefix240.8890690.889508+0.000439
MRSTFT(5/20/80 ms複合値)native・common prefix245.6844625.631437−0.053025
ERB40native・common prefix242.0659622.054472−0.011489
ECAPAnative・common prefix240.9489330.953508+0.004575
ECAPAedited −3・full length240.8345270.841166+0.006639
ECAPAedited +3・full length240.8737880.873068−0.000721
ASR CER(率)native 080.0178190.020479+0.002660
ASR CER(率)edited −380.0276600.032979+0.005319
ASR CER(率)edited +380.0125000.0125000
ASR WER(率)native 080.0625000.075000+0.012500
ASR WER(率)edited −380.0625000.087500+0.025000
ASR WER(率)edited +380.0500000.0500000

¹ native missは各条件の保存済みmissing_voiced_frames / expected_voiced_framesを率にしてから算術平均したもの。全条件のframeを合算した率ではない。今回の集約元pairingにはMRSTFTの5/20/80 ms複合値だけがあり、3解像度それぞれの値を掲載したものではない。ASRの保存output rateと原音からのdeltaは今回の集計では一致していた。

母数と適用範囲は次のとおり。

  • primaryの相対F0・missでは、native 24条件ペアが各指標の適用外。
  • native supplement各指標では、edited 48条件ペアが各指標の適用外。
  • ASRは4録音・24条件ペアのみ利用可能で、各音高は8条件ペア。残る8録音・48条件ペア(各音高16条件ペア)は公式正解抜粋の未準備による既定欠測。追加の品質除外・その他比較不能は0。
  • その他の指標は、適用範囲内の欠測・比較不能が0。適用外を0誤差として平均に入れていない。

MOSの平均上昇だけで総合改善とはしない。ASR CER/WERは利用可能な4録音内でnativeと−3半音の平均が悪化し、+3半音では変わらなかった。ECAPAはnativeと−3半音の平均が上昇した一方、+3半音では微低下した。相対F0 MAEは両編集音高で平均が微増し、missは−3半音で増加、+3半音で減少した。原音参照のnative F0 MAE・native missは平均が微減しており、参照・適用範囲の異なるF0指標を混ぜない。

各variantの自己native有声支持は異なり、相対F0は同一の固定支持上の精度比較ではない。原音YINも真値ではない。全表は12録音・4話者の反復条件に対する記述統計であり、ASRはそのうち4録音のみ。独立pairとしての推論、信頼区間、採否ランキングは行っていない。

この追記も実行環境の既存保存結果から得た短い機械集約に基づく。完全raw成果物の転送や全値の独立再検算は未実施である。科学的なsource・計画・指標は変更せず、再計測、upload再試行、第2区間の実行も行っていない。

一般規則の原音イベント:12録音・4話者

各帯域で72/72条件ペアが判定可能。band0は[1,500, 3,000)Hz、band1は[3,000, 8,000)Hz。括弧内はその指標に該当する録音数であり、条件ペア数と分ける。

観測/固定警告band0band1帯域の和集合
強部power低下 > 1 dB8/72(5録音)4/72(2録音)12条件ペア・6録音
−10 dB到達がPMLより > 2 ms遅い、または新たに未到達31/72(10録音)30/72(10録音)46条件ペア・12録音
先行power低下 ≥ 3 dB65/72(12録音)63/72(11録音)68条件ペア・12録音

絶対RMS変化 > 1 dB、全長0〜1 kHzのpower低下 > 1 dBの警告は、それぞれ0/72条件ペアだった。

強部または到達時刻の警告は48条件ペア・12録音。そのうち先行power低下も観測されたのは47条件ペア・11録音。強部低下12条件ペアはすべて先行power低下も観測されている。先行成分が減った68条件ペアを無条件に成功例と数えず、必要な強部の低下との併存を残す。

PML相対の遅延と原音基準の時刻

全72条件ペアの両帯域で原音・PML・RAW_FULLは−10 dBへ到達しており、比較可能だった。上記の到達時刻警告は61帯域比較(band0 31+band1 30)で、新たな未到達による警告ではない。条件ペアにまとめた和集合46は変更しない。

警告に該当した帯域比較原音との絶対時間差が小さい同じ大きい比較不能
band0:31比較28030
band1:30比較29010
計61帯域比較57040

例としてlibrispeech_1089-134686-0008・0半音・seed 0・band0では、原音に対する差がPMLの−3 msからRAW_FULLの0 msになった。PMLより遅くなることで原音の到達時刻へ近づく場合がある。

57比較の結果は先行成分を抑えて原音へ近づいたという説明と整合する。ただし、保存閾値の到達時刻は真の音素境界を測ったものではなく、聴感改善の証拠として確定しない。PML相対の既定警告を取り消したり、後から都合のよい成功基準へ置き換えたりはしていない。

品質警告と信号警告の重なり

品質警告3条件ペアと一般規則の信号警告48条件ペアの重なりは2条件ペア・2録音。全警告の和集合は49/72条件ペア・12録音となる。

これは固定した機械的警告の和集合であり、聴感悪化49件、49独立録音の失敗、総合品質失敗率を意味しない。原音基準では時刻が近づく場合も含むこと、強部の損失、MOSの低下、F0支持の違いを分けて読む。

既知5録音の旧固定イベント:別集計

一般規則の12録音とは合算せず、旧5録音・30条件ペアを追跡する。以下の括弧内は録音数。

観測/固定警告band0band1帯域の和集合
強部power低下 > 1 dB5/30(2録音)3/30(1録音)8条件ペア・3録音
−10 dB到達の遅延/新たな未到達19/30(5録音)19/30(5録音)24条件ペア・5録音
先行power低下 ≥ 3 dB23/30(5録音)26/30(5録音)26条件ペア・5録音

RMSと0〜1 kHz帯域の警告は各0/30。強部または到達時刻の警告の和集合は25条件ペアで、そのうち先行低下も観測されたのは23条件ペア。一般規則に対して行った原音基準の到達時刻診断57/61を、この旧イベント集合の結果へ流用しない。

判断と残る制約

この中間結果だけでRAW_FULLを採用しない。SOURCE_AM未分離、自然原音のF0が独立正解ではないこと、条件反復、開発使用済み集合など、元の計画の制約を保持する。予測MOSの平均上昇と一部条件の低下、強部低下、PML相対警告と原音基準の違いを併記した限定記録である。

新しい公式保存と固定版の読戻しが成立するまで第2区間へ進まない。Draftのまま保持し、全120録音の完了・採用・公開結果一覧への登録とは扱わない。

追加の保存値診断:悪化条件をもう一段分ける

以下はPR #50の正式集約とは別の補足です。実行環境から届いた短い診断報告に基づきます。元の正式値・警告は変更していません。新しい波形測定やASR推論は行っていません。

全48編集条件ペア:共通支持と支持構成の事後診断

警告2条件だけでなく、編集した全48条件ペアを対象に、同じ時刻で両方式がともに評価対象にした有声支持と、それ以外を分けた追加の算術診断です。共通支持が空のペアは0。支持は既定の65〜700 Hz測定範囲による除外を反映した「測定対象としての期待有声支持」です。物理的な有声/無声の真値領域や全有声maskを表すものではありません。以下の率差は条件ペアを等重みにした平均で、単位はポイントです。

正式率差を保持し、支持差との関係を別記する
範囲条件ペア支持mask同一/相違元の率差共通支持上の率差支持構成調整
全編集482/46+0.105259−0.032850+0.138108
−3半音241/23+0.468283+0.123833+0.344450
+3半音241/23−0.257766−0.189532−0.068233

元の率差=共通支持上の率差+支持構成調整(表示の丸め差あり)。支持構成調整はこの等式による記述的な残差であり、因果効果ではありません。

未検出フレーム数の総和はPML 854 → RAW_FULL 864。増分+10は、共通支持上−1と固有支持上+11に分かれます。−3半音は673 → 692(+19=+5+14)、+3半音は181 → 172(−9=−6−3)。この総和は前表の率差平均とは別の集計です。

共通支持だけを選ぶと、不一致フレームの本当の害を隠す可能性があります。同じ有声支持でも参照F0の数値は方式で異なり、独立した正解F0はありません。正式指標・既定警告・条件はそのまま保持し、共通支持の値へ置き換えません。

実行環境では全194入力ファイルのSHA照合を行ったとの報告。詳細要約67,485 B、報告SHA-256 ca63cd827e818dcc8b833cabec47f852432961317fca1b19b08ab0c3010c3e61。この詳細JSON全体は本書作成側へ未転送で、短い実行環境報告に基づく限定説明です。

有声未検出率の警告2条件とASR悪化2条件

未検出率の警告2条件は、どちらも−3半音。各条件で未検出が5フレーム増え、そのうち4フレームがRAW_FULL固有の自己無変更音声の有声支持上にあり、共通支持上の増加は1フレームでした。支持(評価対象となった有声区間)の変更は大きく寄与しますが、全差を説明するわけではありません。

未検出率の警告2条件:PML → RAW_FULL
録音・seed有声支持フレーム未検出フレーム共通支持/固有支持共通支持の未検出保持する正式差
1188-133604-0037
seed 0
178 → 18015 → 20共通176
PMLのみ2/RAW_FULLのみ4
15 → 16+2.684145ポイント
121-127105-0035
seed 20261015
174 → 17836 → 41共通174
PMLのみ0/RAW_FULLのみ4
36 → 37+2.344053ポイント

総フレーム数は各593。この2例は警告が出た条件を後から調べたものです。全48編集条件の集約は上の別表に示し、この2例と区別します。共通支持の記述を新しい正式指標や新しい合否基準にはしません。

ASR悪化は1188-133604-0031のseed 0、2条件・1録音に見られました。

ASR悪化条件:PML → RAW_FULL(比率)
音高CERWER文字/単語誤りの増分
0半音0 → 0.0212770 → 0.1+1/+1
−3半音0 → 0.0425530 → 0.2+2/+2

CER分母47文字、WER分母10単語。評価母数は4録音・24条件ペア、全文正解未準備の欠測48条件ペアのままです。

実行環境で参照106ファイルのSHA照合を行ったとの報告。要約JSONは28,548 B、報告されたSHA-256は 7bd577e8ccf85e530de5171c05783a2c937532abfb145007ea928ccee9fe594d。その要約JSON全体と完全raw成果物は本書作成側へ未転送で、短い返答だけを読んだ限定説明です。

この段階で結論にできないこと

SOURCE_AM(原音由来の周期的な振幅変調)は未分離。2 seedの節目評価であり8 seedの正式評価ではありません。開発使用済み集合で、完全未使用の評価集合ではありません。全120録音、48 kHz、任意の絶対Hz指定、低bitrate化、全79評価軸、聴感上の自然性や採用判断は未完了です。

旧実行では新しい公式保存・固定版読戻しが成立するまで第2区間を停止する契約でした。後のv2実行の進捗は別枠に示します。主表に新しい測定値は追加していません。音声は同一性を照合した既存URLだけを参照し、候補実装は含めていません。

別添:未実行の文献研究と次の測定案

破裂の原時刻と周期時計を分ける文献研究は6つの一次資料、5視点・2巡の議論と反証条件を整理した文書です。H1の最小音響測定票は既知混合信号の観測を比べる未実行の提案です。この版には新しい候補実装・測定結果を含めず、現在の120録音計画や採否を変更しません。

出典と固定した入力

事後診断の転記データ / 表示版の来歴

出典commit:da5337f0e06c5bba48424e109657dfe5667490ea / PR #50(第1区間の保存元)

準備観測JSONの「生成0」は21:29 UTC時点の履歴です。第1区間の144波形および後続区間の進捗と時点を混ぜません。全120録音分の準備観測は全120録音の品質評価完了を意味しません。