# 周期形状の取得を、係数1の雑音解析から独立させる

2026-10-26。固定した比較・診断は変更しない。以下は次の入口を考えるための設計メモであり、分離した実装や音質改善は未確認である。

## 分離できるのは、実装上の依存である

現在の比較は、係数1で完全な解析を終えた状態から基底を取り出す。そのため、係数1の雑音解析が失敗すると、係数の当てはめも始められない。しかし固定LLSMのLayer1→調波変換は、F0・Rd・声道振幅・音源位相と設定値から計算され、雑音パラメーターの数値は使わない。整合性検査が求めるのはNMオブジェクトの存在である。

これは上流frame.c 220–228、layer1.c 151–195と、私有の周期生成・基底取得の入口を読んで確認した。雑音の完全性検査を通すことは、基底の数理に必要な条件ではなかった。ただし、この依存が数値エラーの原因だったという意味ではない。

元の状態5の5件は、それ以前の調波・Layer1・周期生成・残差の検査に通った後で止まった。失敗時に状態は解放されているので、今からその形状を取得できるとは言わない。分離しても当てはめ側の雑音解析が成功する保証はない。元比較の5件を成功へ読み替えず、別診断の結果を待って原因を絞る。

## 形状だけの状態を、復号可能な状態と区別する

入口を三つに分ける案である。最初に原音と時計から未縮小のLayer1形状を得る。次に、その形状から基底を生成し、原音へ合わせる係数を求める。最後に、同じ形状と各条件の係数から実際の周期出力を作り、原音との差を使って各条件の雑音状態を完成させる。

形状の保存物には独立した種類・版を付け、「復号できる完全状態」として扱わない。未解析の雑音値を測定済みと偽って保存せず、完全な雑音検査は最終状態と復号入口に残す。既存のrequire_noiseフラグを0へ変えるだけでは足りない。

上流関数がNMの存在だけを求めるため、内部ではコンストラクターが所有する未解析の作業用NMを使う余地がある。これは測定された雑音ではなく、形状だけの保存形式へ含めない。偽のポインターや他枝の雑音値を流用しない。

## 対照と候補は、同じ形状から別々に完成させる

係数1の条件と当てはめ条件へ、それぞれ独立した所有状態を用意する。雑音解析はNMやPSDRESを書き換えるので、一方で変更したchunkを他方の出発点にしない。上流containerのコピーはcopy constructorがある項目だけ深いコピーになる。借用ポインターを入れたscratch containerにはcopy constructorがないため、それをコピーして独立状態とみなすことはできない。

設定とフレームのF0・Rd・声道振幅・音源位相が一致することを確認し、係数に応じて形状を取り直さない。係数1側の雑音が失敗しても、その事実だけで当てはめ側を未実行にしない。反対に、基底生成や係数計算が失敗しても、独立に実行できる対照を自動的に落とさない。

残差は各条件の実際の周期出力から作る。元PCMの全包絡・高域包絡を使う既存の依存も残し、雑音を1−gや1−g²へ置き換えない。元PCMを参照できるのは解析・当てはめ・状態の完成までで、復号器は完成した保存状態だけを使う。

行列で後から係数を掛ける計算とnative内部で先に調波振幅へ掛ける計算には丸め順の差がある。分離後も、その差を記録する必要がある。形状の検査、基底の生成、係数計算、各枝の雑音、復号を別々の成功・失敗として数える。

## 五役の二巡で、分離の効果を誇張しない

親による仮想討議。第一巡で、信号処理担当は基底に雑音値が不要であることを示した。実装担当は未完成状態を復号可能と誤認させる危険を挙げた。統計担当は候補が成立しても対照が欠ければ元の完全対応比較は成立しないと指摘した。評価担当は元アーカイブ未取得と新しい観測を分けるよう求め、批評家は入口の整理を音質向上と呼ばないことを条件にした。

第二巡では、部分状態の型を分け、完成状態の検査は維持する案にした。共有するのは不変の形状だけで、書き換える雑音は枝ごとに所有する。診断で具体的な数値上の失敗を把握してから変更範囲を決める。現段階では、制御の依存関係を正す理由はあるが、追加の大規模品質比較を開始する根拠や、Apronの置換判断はまだない。
