# H1事後分解 run-001：独立結果照合と限定的解釈

2026-10-19。保存済み事後分析のJSON/CSV、来歴、source snapshotを独立に読取り確認した。新たな係数再計算、測定、テスト、source・既存結果の編集はしていない。

## 結論

4個の負対差は、この二経路平均による分解では、共通係数集合の「p支持から外へ割当先が移る量」が内へ移る量を上回ることによって主に説明される。既知pの自己power寄与は4件とも正である。負の対差をpの物理的消失や分離失敗量と直結させてはいけない。

ただし、これは相互に結び付くenergyと割当時刻を入れ替えた帳簿上の説明であり、物理因果の一意な分解ではない。初回H1で見られた「混合pへの対差がseed・配置で不安定」という観測は変わらず、識別性能が改善したという新しい結論にはしない。

## 1. 完了・同一性・数値の照合

provenance.jsonの実記録：

- 状態：posthoc_analysis_complete_interpretation_pending
- 開始：2026-10-19T05:09:38.825850+00:00
- 終了：2026-10-19T05:09:41.298783+00:00
- 32ペア。4seed×8offsetの全IDを各1件含む。
- 新source lock SHA-256：992a98aa2e8ee81751f94535e962e7fd7ac583fe7d8132993d2fb04ec9420a83
- 初回source lock SHA-256：2bbca592a451c0e5e3b457b0f33a6c964ceeb910e77ba26d6df7d79e7dd88527

独立に確認した事項：

- 全32行のstatusとnormalization_statusはcomplete。
- 元scalarとの1952比較は全てexact_equal=true、不一致0。
- 元B対差との差、保存Dbと再算出Dbとの差は全32件で0。
- 固定file inventoryの177件を実ファイルとhash照合し、不一致0。
- 実行版source5件と初回source14件の各snapshotは、それぞれの実行lockと一致。
- 全136入力が同一性確認対象に含まれる。保存input metadataのnonfinite_samples合計0。
- 混合energy、複素係数、ratio、p power、分解恒等式の非有限個数および数値時刻未定義個数は全て0。
- decomposition.jsonに非有限の数値はない。seed別summaryも保存された32行から独立に再集計し一致。

Dbの範囲は0.0007196249895526435〜0.0007196250106127101。各ペアで元の保存値を全項の共通母数として使い、状態や項ごとの別分母に取り替えていない。

## 2. 共通集合とmask差

|量|全32ペアの中央値|範囲|
|---|---:|---:|
|共通Cのpなし側energy被覆率%|99.999999999955|99.999999999542〜99.999999999980|
|共通Cのpあり側energy被覆率%|99.9887651|99.9798707〜99.9942417|
|Cの係数数|19885.5|18976〜19991|
|採用集合への流入係数数|3662|3141〜3679|
|p支持内のR_enter、pp|0.0150267|0.00689521〜0.0281725|
|p支持内のR_exit、pp|0|全32件0|

R_enterは全て、pなしでlow-energyだった係数がpありで採用されたことによる。数値時刻未定義やinvalid energyからの流入はない。R_exitの係数自体は8ペア合計27個あるが、採用側のp支持内量は全て0である。「mask離脱係数が全くない」という意味ではない。

pあり側C被覆率は高いものの、R_enterは小さい対差に対して無視できると決め付けられない。主分解で独立に残した判断は適切だった。今回R_enterは正で、R_exit支持内量は0なので、mask差は4件の負対差を作る方向ではない。

## 3. 5種類のclosure

いずれも全32ペア中の最大絶対値。丸め誤差を寄与へ割り振らず、独立列のまま残している。

|残差|生energy単位|共通Dbに対するpp|
|---|---:|---:|
|energyのself/cross分割|3.91753×10^-21|5.44385×10^-16|
|二経路平均のclosure|0|0|
|timeのenter/exit接続|3.38813×10^-21|4.70819×10^-16|
|nativeとC＋Rの接続|4.34104×10^-21|6.03237×10^-16|
|全体closure|5.08220×10^-21|7.06229×10^-16|

係数energy恒等式の最大絶対残差は5.82335×10^-21、FFT線形性の複素差の最大絶対値は6.68443×10^-15。これらはそれぞれの単位が異なるので混同しない。

## 4. 4個の負対差の内訳

全て100×量/そのペアの保存Db、単位pp。Δ=C_self+C_cross+C_time+R_enter−R_exit。表は丸めているため、表示値だけの加算には末尾差があり得る。

|ペアID|Δ_native|C_self|C_cross|C_time|R_enter|R_exit|
|---|---:|---:|---:|---:|---:|---:|
|s1_o075|−0.235655|+0.085214|−0.079403|−0.252131|+0.010666|0|
|s1_o090|−0.152830|+0.087062|−0.078969|−0.169979|+0.009057|0|
|s3_o045|−0.159871|+0.094292|−0.091971|−0.176382|+0.014190|0|
|s3_o060|−0.209316|+0.093544|−0.105981|−0.208460|+0.011581|0|

4件の正味energy寄与C_self+C_crossは、順に+0.005811、+0.008093、+0.002320、−0.012437pp。自己powerと干渉がほぼ相殺し、最大の負項は全てC_timeである。

|ペアID|timeの支持内流入T_enter|timeの支持外流出T_exit|
|---|---:|---:|
|s1_o075|0.154989|0.407121|
|s1_o090|0.146958|0.316938|
|s3_o045|0.140955|0.317336|
|s3_o060|0.189701|0.398161|

これは共通C内の割当先変化による流入・流出で、maskへの採用・離脱とは別である。また、その係数を物理的なpに帰属した値ではない。

## 5. 順序依存と全32ペアの読み方

4件ともtime寄与はenergy先行、time先行のどちらの経路でも負だった。したがって負のtime項という符号は、平均化だけで作られたものではない。一方、4件のenergy差はenergy先行経路で全て負、time先行経路では全て正となった。energy寄与の符号・大きさに単一の物理的解釈を与えない。

全32件のenergy×time交互作用は0.0819720〜0.184361ppで、ゼロではない。二経路平均がこれを半分ずつ分担する規約を維持している。

全32ペアでの主な傾向：

- C_selfは全32件で正、0.0797456〜0.116200pp。
- C_crossはseed1/3の全16件で負、seed2/4の全16件で正。干渉が常に負だとは言わない。
- C_timeは27件で正、5件で負。
- C_timeが負の5件目s4_o075は、C_self=+0.107431、C_cross=+0.062028、C_time=−0.154560、R_enter=+0.007950ppで、Δは+0.022849ppに留まる。負のtime項だけで負対差が決まるわけではない。
- 正味energy寄与が負の4件はs1_o060、s3_o015、s3_o030、s3_o060。主結果の4負対差とは同じ集合ではない。

|seed|Δ中央値|C_cross中央値|C_time中央値|C_time範囲|
|---|---:|---:|---:|---:|
|1|0.118122|−0.065374|0.086281|−0.252131〜0.122560|
|2|0.438069|+0.048747|0.255495|0.039656〜0.743174|
|3|0.094363|−0.088474|0.079010|−0.208460〜0.272672|
|4|0.364230|+0.056020|0.194751|−0.154560〜0.246174|

各項の中央値同士を足してもΔの中央値にはならない。加算関係は各ペア内で成立する。4seedとその依存した8配置の記述であり、32独立試行の精度や確信度ではない。

## 6. 解釈の限界

言えること：このp支持内energy尺度では、複素混合を変えたときの割当先変化が4負対差の主な負項となり、干渉の符号もseed依存だった。したがって「pを加えたのに支持内量が減った」ことは、pの物理energyが消えたことと同義ではない。

言えないこと：各係数が何ms動いたか、大きなC_timeが大きな実時間移動を意味するか、どの物理成分が移動したか、pが分離回収できたか、未知信号の識別性能が改善したか。支持判定は半開区間の指示関数であり、境界を僅かに跨ぐだけでも量が大きく変わり得るが、今回の集計から実際の移動距離までは分からない。

本分析は事後的な説明であり、初回H1の限定結論を成功へ変更するものではない。追加の窓・閾値最適化、新しい検出スコア、自然音声や音質の主張は行わない。

## 7. 実行版rendererの追加確認

初回静的レビュー時と実行lockの間で、render.pyの凡例1行が「元のB対差 Δnative」から「再算出B対差 Δnative」へ修正されていた。

- 初回レビューhash：31169b02878e4647d3c8f58375548997a9b4ff65979f690503bec535158274e7
- 実行版hash：d28f6e7a29548af16226dae47182019f98e813bfb67c52529c70cf7c1764ab4a

実行版を全文静的読取りし、その文言1箇所だけをメモリ内で旧表記に戻したhashが初回レビューhashと完全一致した。従って差分はこの凡例1行だけであり、数値計算、参照列、符号、描画処理は変わっていない。analysis.py、run.py、manifest.json、README.mdは初回レビュー時と同じhash。実行版への追加静的確認としてこの差を記録する。sourceや結果を修正したり、分析を再実行したりはしていない。

## 出典

事後run-001のdecomposition.json、decomposition.csv、saved_scalar_comparisons.csv、seed_summaries.csv、provenance.json、source_lock.jsonと保存source snapshot。元run-001の入力とscalarを使用したことは固定file inventoryで照合した。

## 全32ペアの分解値

以下は保存済みdecomposition.jsonの値を表示用に丸めた全行。全てppで、R_exitの列は非負の流出量として表す。

|ペアID|Δ_native|C_self|C_cross|C_time|R_enter|R_exit|
|---|---:|---:|---:|---:|---:|---:|
|s1_o000|0.151396702|0.086227812|-0.052360263|0.095853082|0.021676071|0.000000000|
|s1_o015|0.184014903|0.086221475|-0.045590528|0.122559972|0.020823984|0.000000000|
|s1_o030|0.116571615|0.089062475|-0.054116938|0.064145916|0.017480162|0.000000000|
|s1_o045|0.119672739|0.085654508|-0.065915591|0.084623204|0.015310618|0.000000000|
|s1_o060|0.083737948|0.082439445|-0.099322496|0.087938241|0.012682758|0.000000000|
|s1_o075|-0.235654899|0.085213757|-0.079402974|-0.252131318|0.010665636|0.000000000|
|s1_o090|-0.152829844|0.087062264|-0.078969426|-0.169979332|0.009056649|0.000000000|
|s1_o105|0.162082644|0.079745560|-0.064832777|0.118997349|0.028172512|0.000000000|
|s2_o000|0.905799437|0.094366198|0.045951163|0.743174204|0.022307872|0.000000000|
|s2_o015|0.501432609|0.103700526|0.007250670|0.370605173|0.019876239|0.000000000|
|s2_o030|0.174880772|0.114986854|0.003309853|0.039656278|0.016927787|0.000000000|
|s2_o045|0.367169607|0.112760769|0.053971048|0.185667471|0.014770319|0.000000000|
|s2_o060|0.384625658|0.111865622|0.050746330|0.209771085|0.012242621|0.000000000|
|s2_o075|0.456967213|0.107281173|0.067147972|0.272179828|0.010358241|0.000000000|
|s2_o090|0.419171335|0.105171053|0.066601123|0.238810369|0.008588790|0.000000000|
|s2_o105|0.497806315|0.096434781|0.046746877|0.330749129|0.023875528|0.000000000|
|s3_o000|0.299192626|0.090375168|-0.084295855|0.272671681|0.020441632|0.000000000|
|s3_o015|0.087288045|0.091843198|-0.105226610|0.082505753|0.018165703|0.000000000|
|s3_o030|0.036025330|0.092389848|-0.103894073|0.031994750|0.015534805|0.000000000|
|s3_o045|-0.159871300|0.094291647|-0.091971237|-0.176381564|0.014189854|0.000000000|
|s3_o060|-0.209315502|0.093544482|-0.105981133|-0.208460170|0.011581318|0.000000000|
|s3_o075|0.101438779|0.096123306|-0.080192787|0.075513287|0.009994973|0.000000000|
|s3_o090|0.133255439|0.101656775|-0.083589186|0.106796162|0.008391688|0.000000000|
|s3_o105|0.129002028|0.096011897|-0.084976639|0.100317077|0.017649693|0.000000000|
|s4_o000|0.387416813|0.105901618|0.064315062|0.199651882|0.017548252|0.000000000|
|s4_o015|0.377009347|0.105948184|0.056093139|0.199499393|0.015468630|0.000000000|
|s4_o030|0.274495026|0.110683768|0.042758436|0.107913918|0.013138903|0.000000000|
|s4_o045|0.308534219|0.108819050|0.043433961|0.144702969|0.011578239|0.000000000|
|s4_o060|0.351450775|0.111704383|0.040170931|0.190002668|0.009572793|0.000000000|
|s4_o075|0.022848890|0.107431313|0.062027959|-0.154560282|0.007949901|0.000000000|
|s4_o090|0.429539726|0.116199884|0.066260324|0.240184304|0.006895213|0.000000000|
|s4_o105|0.428748913|0.111345708|0.055946379|0.246173666|0.015283159|0.000000000|
