Rd候補の終点を正確に3へ固定すると、120録音すべてで解析が完了した
解析成功は113件から120件へ。音質の採用判断は別に残す
固定120録音で、振幅の中間精度を広げた条件と、その条件にRd候補の終点修正だけを加えた条件を比較しました。対照は113件成功・7件拒否、終点修正ありは120件成功・拒否0件でした。両条件とも取得不完了は0件です。前回残ったRd上限の7件が、この別比較では全て成功へ移りました。
現在のベースApron24と既存方式WORLD16の音質を測った実験ではありません。復号・自動MOS・速度評価は行っておらず、解析の成功を音質順位へ置き換えません。Apron24を維持し、次は連続利得の完成した復号経路を品質で比較する準備へ戻ります。
範囲検査を緩めず、候補応答を作る前に終点だけを直した
先行する一録音の診断では、Rdの64候補の最後が既に3.000000238418579でした。これはfloat32で3を1 ULP超えた値で、私有入口の厳密な上限3と一致しません。
今回の候補は、候補列を作った直後に最後の値だけを3.0へ代入します。他の63候補と候補数、補間・平滑化、保存前の有限性・範囲検査は変えません。候補値からLF音源の応答も作るため、単なる検査の変更ではなく推定器の一変更です。特徴を計算した後で保存Rdだけを書き換える処理はしていません。
実際の機械語では、候補列を定数から作った後、位置63へ正確な3のビット列0x40400000を書き込んでから、候補応答のキャッシュ作成へ進みます。最初の63点は同一でした。厳密なRd検査を含む関数と、倍精度の振幅計算を含むSTFT作業関数は、対照と機械語が完全一致しています。実行前にこの条件を確認しました。
120組のうち、7組が拒否から成功へ変わった
LibriSpeechの40話者各3録音を使用しました。元入力、保持済みpYIN状態から作る正のF0、全係数1、24 kHz、5 ms間隔、seed0は共通です。各条件を新しいプロセスで一度だけ実行し、順序は録音番号の偶奇で交互にしました。5担当で計240回の解析を行い、科学処理の再試行はありません。
両条件で成功した113組と、拒否から成功へ変わった7組の全記録を取得できました。対照の7件は全てLayer1変換後のRd上限で拒否され、終点修正ありでは後続の雑音解析・状態出力・保存・解放まで完了しました。今回の固定集合で成功範囲が広がった結果であり、あらゆる入力の成功保証ではありません。
既に成功していた113組でも、12組の特徴が変わった
両方成功した113組のうち、状態全体のハッシュは101組で一致し、12組で不一致でした。設定とF0は全113組で一致。Rd・声道・音源位相・雑音モデル・雑音PSDは、各群とも101組一致・12組不一致でした。各群に差があることを示す値で、全要素が変わったという意味ではありません。
事前指定した5録音は、いずれも今回の101一致組に含まれます。保存した全配列から両条件の一致を確認しましたが、変化した12録音の完全配列は保持範囲外です。そのため、その12録音での差の大きさや音質への影響は分かりません。
全記録と指定10状態を照合し、入力ハッシュも120組で一致した
全5アーカイブのサイズ・SHA・内部台帳を照合し、240枠の呼出し前後・生診断256 bytes・返却値・状態検査・解放と終了を確認しました。前回と異なり、実際に渡したPCM32・F0・係数の呼出し前ハッシュも保存しています。PCM32は全120組で一致し、F0は固定入力の期待値、係数は全要素1の期待値とも一致しました。ハッシュの一致を全PCM32配列の永続保持とは呼びません。
番号0・24・48・72・96の5録音、両条件の計10状態は全配列を保持し、型・形・有限性・構造・条件と状態ハッシュを独立に確認しました。残り115録音は実行側の検査と保存ハッシュの照合です。旧実験の結果を代入して欠測を補う処理はありません。
別のCloud群では、同じ対照の特徴も完全一致しなかった
事後の確認として、前回の振幅精度比較と今回の対照に使った同じwideライブラリの記録を照合しました。全120録音で成功・拒否と返却コードは一致しましたが、成功113録音の状態全体ハッシュは全て異なりました。設定とF0は同一で、他の特徴群は不一致です。指定5録音の保存配列にも実際の数値差があり、ハッシュの表記だけの違いではありません。
この差は別のCloud群で繰り返した同じ対照の差であり、今回の終点変更による差ではありません。原因と品質への影響は未確定です。動的ライブラリの識別やCPU/FPUの情報が十分に残っておらず、保存情報だけでは原因を特定できません。別環境をまたぐビット単位の再現性は確認できたと言いません。今回の二条件は録音ごとに同じ担当内で比較しており、その対応結果と区別します。
細かな許容値の調整を増やさず、品質比較の条件を整える
今回の範囲では数値的な拒否がなくなりました。ここからは許容値を掃引して成功数を増やすより、係数1と原音に当てはめた係数で雑音も別々に解析し、完成した復号音声を比較する方を優先します。自動MOSを含む固定100録音以上の評価、実行環境の識別、比較対象と保持範囲を別計画に固定してから進めます。
元の大型品質アーカイブ未取得は未解決のままです。今回の計測と保存は実行前に範囲を決めた別研究であり、元結果の縮小回収ではありません。成功した解析器をそのまま新しいbaseとして採用することもしません。
計画・観測・追加照合
入力はLibriSpeech test-clean由来、CC BY 4.0。出典・許諾。今回の復号音声はありません。公開JSONは全状態配列の配布ではなく、指定10状態の原配列は保持済みアーカイブにあります。